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前立腺肥大症について

前立腺肥大症について

前立腺肥大症とはどんな病気ですか?
人間は年をとってくると「尿が出にくい」、「尿が漏れる」などの症状が出てきます。このような加齢とともに尿がでにくくなる病気のひとつに前立腺肥大症があります。前立腺肥大症は悪性の病気ではありません。

前立腺はどこにある臓器ですか?
前立腺は男性にしかない臓器で、膀胱の出口のところにあり、尿道を取り囲んでいます。前

立腺肥大症になるとどのような症状がでますか?
個人差はありますが、50歳を境に前立腺が大きくなり、尿道をしめつけてきます。また膀胱をつき上げるように刺激します。
そのため前立腺肥大症の症状としては、初めに尿が近くなり、排尿をしても残っている感じがしたり、夜間に何回もトイレに起きるようになります。
更に尿が出にくくなり、尿の線が細くなり、尿がたらたら出るようになります。
更に進むと尿が膀胱にたまっているのに出せない状態になります。
また、尿に血がまじることもあります。
症状が出てから何も治療しないでいると、膀胱の働きが悪くなり、膀胱の中に尿がたくさん残ってしまうようになります。そのため、尿漏れや、全く排尿できなくなってしまいます。
このような状態が長く続くと腎臓の働きも悪くなります。血圧が上がり、食欲がなくなり、身体がむくみ、ついには尿毒症になってしまいます。

前立腺肥大症と同じ様な症状になる病気はありますか?
前立腺肥大症と同じ様な症状となる病気に前立腺癌があります。
前立腺癌は欧米では非常に多い癌ですが、日本人にはまだそれほど多い癌ではありません。しかし、生活様式の欧米化で、最近急速に増加してきております。
症状のある人は泌尿器科を受診し、前立腺肥大症と前立腺癌の鑑別を受ける事も大事です。

前立腺肥大症の治療にはどのようなものがありますか?
前立腺肥大症の治療としては、主に薬による治療と手術による治療があります。
薬による治療では大きくなった前立腺の緊張をゆるめて尿を出しやすくさせる薬や前立腺が大きくなるのを押さえる薬を使って行います。
最近は前立腺肥大症の症状をとる非常によい薬がありますので、最初は薬による治療が良いと思います。
しかし、薬では症状を押さえきれない場合は手術が必要となってきます。
最近の前立腺肥大症の手術では、お腹をきる手術は少なくなってきております。尿道から機械を入れて電気メスやレーザーで手術をすることが多くなってきました。
手術のやり方は肥大した前立腺の大きさや患者さんの健康状態により選択されます。

日常生活で注意しなければならない事はありますか?
前立腺肥大症にならない方法はありませんが、症状が進まないように日常生活の中で次の点を注意すれば、快適に暮らせます。
散歩などの適度な運動と規則正しい生活を心掛けましょう。
便秘は尿の出を悪くしますので、快便に心掛けてください。
尿が近いからといって水分をあまり控えてはいけません。適度な水分をとりましょう。
夜中に排尿の回数が多い方は夕方から水分を控えてください。
適度な温度でゆっくりとお風呂に入ることも、尿の出が良くなります。
お酒の飲み過ぎは尿の出を悪くしますので、気をつけてください。
尿を我慢しすぎるとかえって出が悪くなりますので、我慢せず、すぐに行きましょう。
長時間の車の運転や宴会など、長く座っていると尿の出が悪くなりますので、気をつけてください。
風邪薬や胃薬など、薬の中には尿の出を悪くする薬がありますので、薬を飲んで出が悪くなった場合はかかりつけの先生に相談してください。
50歳を過ぎて尿の出が若いときに比べて悪くなったなと感じる人は泌尿器科を受診してください。

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