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形成外科のお話

形成外科のお話

形成外科は欧米では古くから発達しましたが、日本では戦後になって登場した新しい外科です。名前が似ていてよくまちがえられるものに整形外科がありますが、整形外科が主に運動器官すなわち骨、関節、筋肉、神経などに関する痛み、動きの障害を治療するのに対し、形成外科は体の表面の形や色の異常をできるだけ正常に近い状態に治す仕事をします。形成外科を英語では、PLASTICSURGERY(プラスティック・サージェリー)といいますが、プラスティックとは「手でこねる」、「いろいろな形を作る」という意味があります。したがって、形成外科は皮膚を移植して鼻を作ったり、耳をこしらえたりする造形的な外科なのです。
また、傷跡にしてもただ傷が治ればいいのではなく、形成外科では傷跡ができるだけ目立たないようにします。そのために手術方法、切り方、縫い方、手術後の治療法などにいろいろな工夫をしています。

形成外科が実際に取り扱うもの
 大きく分けると次の4つがあります。

  1. 先天性の異常
    生まれながらにある異常で、多くのものがあります。たとえば、口唇裂、口蓋裂、小耳症、埋没耳、親指が2本、足の小指が2本付いている、漏斗胸、陥没乳頭、でべそ、あざなど数え上げればきりがありません。疾患によってそれぞれ適した手術時期があります。
  2. ケガ交通事故などによる顔の傷や傷跡、顔の骨折、やけどや、やけどの後のケロイドなど、主に顔のケガや、体中の傷跡も扱います。
  3. 腫瘍、腫瘍切除後の変形体の表面のできものを取ったり、顔面のガンを切除した後の顔の変形を治したり、乳癌でなくなってしまった乳房を作ったりします。
  4. 美容外科少しでも美しくなりたい、若く見えるようになりたいという方のお手伝いをします。例えば、二重まぶた、隆鼻術、顔のしわとり、脂肪吸引、ピアスなども行います。

治療費
 美容外科以外は大部分が健康保険の適用になります。問い合わせ 不明な点は長岡中央綜合病院 形成外科外来にお問い合わせ下さい。
電話:0258-35-3700 内線223

口唇裂生まれつき上唇が割れているもので、左右どちらか一方が割れているものと両側が割れているものがあります。ふつう生後3カ月位に手術をして割れたところを閉じます。その後成長に合わせて変形を小修正することもあります。
埋没耳耳の上部が皮膚のなかにもぐりこんだような変形で、袋耳ともいいます。手でひっぱるともぐりこんだ部分が出てきます。生後早いうち(3カ月位まで)だと手術をしなくても針金とテープで矯正するだけで大体治ります。この時期をすぎると耳の軟骨が固くなるので、3、4才以降に手術で治します。 耳の変形は他にも折れ耳、立ち耳などいろいろありますが、生後できるだけ早く矯正すると手術をしないでも治るものが多くあります。
漏斗胸胸の前の部分がへこんでいる変形で、多くの場合1才ぐらいまでに変形がはっきりしてきます。風邪をひきやすい、疲れやすい、食が細いなどの症状があります。3才から6才ぐらいのあいだに手術をするとよく治ります。

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