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腎癌について

腎癌について

腎臓は体のどのあたりにあり、何をしている臓器ですか?
腎臓は一人に2個あり、体の後方の脊柱の両わきに収まっている、こぶし大でそら豆型をした臓器です。
腎臓は
1)体の中でいらなくなった不要物質を尿中に排泄したり、
2)体の中の環境をいい状態に維持する機能や、
3)さらには血圧の調整を行う物質(レニン)を分泌したり、血液中の赤血球を増やす物質(エリスロポエチン)を分泌したりする臓器で体の中では非常に重要な臓器です。
昔から「肝腎(かんじん)」な臓器と言われています。

腎臓の癌はどのようなものですか?
腎臓の癌は毎年人口10万人に対して2〜3人程度がかかる比較的希な癌です。
そのほとんどが腎細胞癌と言われるものです。
若い人には比較的希で、40歳頃から増加し50〜60歳代がにもっとも多く認められます。
男性が女性の2〜3倍多く罹ります。
腎癌の大きな特徴は
1 初期にはまったく無症状で経過するため、今までは進行癌 になってから発見されていました。
2 非常に進行が速いタイプと非常にゆっくり進行するタイプ の主に2つのタイプがあります。
3 癌の進展に、体の中の自己防衛などに働く免疫機構が強く 関与しているといわれています。

腎癌の症状はどのようなものがありますか?
初期にはまったく無症状で経過します。
進行してくると尿路の症状として血尿、側腹部痛、腹部腫瘤などが現れます。
全身症状としては発熱、貧血、赤沈の亢進、肝機能障害などが現れます。
検査所見としては赤血球増多症、高血圧、高カルシウム血症なども時に認められます。

早期に発見する方法はありますか?
早期診断は超音波断層検査やCT検査などにより行われます。
最近、検診や人間ドックなどで早期発見される患者さんが飛躍的に増えています。

腎癌の治療にはどのようなものがありますか?
早期発見された場合では、腫瘍のある側の腎臓を全部被膜ごと摘出する根治的腎摘除術がおこなわれ、非常に成績が良好です。
他の癌に有効な抗癌剤化学療法は、腎細胞癌に対しては、あまり効果がありません。
免疫療法が比較的効果があり、インターフェロン療法などが行われます。
非常にゆっくり進行するタイプでは、たとえ転移があったとしても転移部分を積極的に摘出します。

腎癌の早期発見のためには、
検診や人間ドックを定期的に受けることが重要です。

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